ELECTIMUSS / BLACK CAVIAR
紹介
この海洋調のフゼアは、豪華で、複雑で、調和のとれた、驚くべきものです。
キャビアの豪華な塩味は、セージ、ローズマリー、ラベンダーと完璧に調和し、オークモスとパチョリの木質の土のベースに休む香りの心を作り出します。皇帝にふさわしい海洋ラベンダー。
https://www.electimuss.com/product/black-caviar/より引用
構成
トップ|キャビア、アガーウッド、シダーウッド
ミドル|ラベンダー、セージ、ローズマリー
ラスト|ベチバー、パチョリ、オークモス
調香師
マルコ・ジェノヴェーゼ
価格
100ml / 44,000円
ひとこと
ブラックキャビアの香り。なにぶんそんなに食べたことがないのでパッと浮かびませんが、イメージを膨らまして挑んでみます。
さて、開幕から思わず声が出るほど調和の取れた香りです。フゼア調(ラベンダーとパチョリの間の香り、と評されています)の土感のあるしっとりした緑の香りに、タウアーパフュームのフタロブルーを想起させるようなマリンノート(塩を孕んだ香り)が絶妙に調和しています。「これがキャビア」と言われても納得してしまうような、贅沢で芳醇な自然の香り。天晴れ。
時が経つにつれて、フゼアからマリンへと主が移り変わっていく印象です。10分もすれば深みのあるマリンノート主体の”キャビア”の香りが際立ちます。色としては黒もしくは深緑。捉えどころがないけれど、思わず近くに居たくなる。そんな余裕が感じ取れる、色気ある香りが続きます。
体感ですが、ここからはそんなに変化はありません。苔っぽさを含むマリンノートが続きます。
髭を蓄えた、教養のあるスーツ姿のジェントルマン。ある意味、時代を乗り越えて「埃っぽさ」すら感じる静けさ。もちろんいい意味です。この香りからは、そんな素晴らしい男性を感じ取れます。
- 上品な男性を演出したい
- 人とは異なる、深みのある香りを纏いたい
方におすすめです。私は大好物ですが、好みが分かれそうな香りではあります。購入を考えられる場合は、ぜひ肌乗せして一日過ごしてみてください。濃厚なキャビアの虜になるはず。