The House of Wood / ザ タイム(現在)
kamogika
香log
過去から今へと期待という熱が集まった霧。あこがれや熱望へ伸びていく、自由な創造力は、実態を手に入れ、興奮による震えを含んだ情熱に変わる。次から次へ湧き出る創造力で型どられた欲望。
https://noseshop.jp/collections/the-house-of-oud/products/134024782より引用
トップ|ベルガモット、レモン、サフラン
ボディ|パロサント、イランイラン、ミルラ
ベース|バニラ、ベンゾイン、アンバー、サンダルウッド
マウリツィオ・チェリッツァ
薄く広がる橙色
75ml / 38,500円
7ml / 9,900円
過去。誰しもが固有の特別な感情を抱くが故に、それをどうやって「香り」として表現するのだろうと、この香水を試す前は思っていました。
まず最初にレモンやベルガモットが爽やかな感情を呼び起こします。見え隠れするサフランはパエリアの香り付けなどに使用されるスパイスで、ただ爽やかなだけではない、過去に対するスパイシーな感情も表現しています。
時間が経過するにつれ、爽やかさは甘さへと変化します。といっても甘すぎず、ミルラやアンバーの柔らかい甘さが包み込みます。私の鼻では、最後はパウダリーな印象でした。まるで優しく思い出に包まれているよう。
成熟した大人が過去を振り返るとき、ポジティブな経験もネガティブな経験も全て意味を持っていたことを知り、それらから構成されている今の自分を認めながら前へ進む。
そんな香りだと感じました。
ぜひ、肌に乗せて香りの変化とあなたの感情の変化を楽しんでみてくださいね。