Tauer Perfume

Tauer Perfumes / レール デザルプス スイス|スイス・アルプスの風

kamogika

紹介

国土の大半が山岳地帯のスイス。アルプス山脈に連なる数々の名峰は天を衝くように厳然とそびえ立ち、太古から人々の暮らしを見つめてきた。これはスイスの山々から吹き下ろされる美しい風の贈り物。

https://noseshop.jp/collections/tauer-perfumes/products/146301453より引用

構成

トップ|氷に覆われた山頂から吹き下ろすそよ風のように新鮮、花崗岩に覆われた荒々しい地面、雪山からの冷たい空気、高山の自生する強いハーブ
ボディ|新鮮でグリーン、スパイシーでパウダリー、緑生い茂る牧草地に咲く赤いリリー
ベース|高い山の崖の斜面にある森。カラマツ、ブナのウッディな暖かさ、太陽の下で芳しい香りを放つ甘く乾いた土

調香師

アンディ・タウアー

イメージカラー

澄んだ青

価格

50ml / 25,300円

ひとこと

Tauer Perfumesは、調香師であるアンディ・タウアーのその才能と在り方が特徴的で、世界中の調香師から尊敬と憧れを集めているブランドです。中でも人気なのがこのレールデザルプススイス。スイスの山々に吹く風を表現した作品です。

一吹きした瞬間から、ひんやり風を感じるウッディな香りが放たれます。目を閉じるとパーっと目の前に自然が広がるような、そんなリアリティのあるアロマティックウッディの香りに、少し苔のような香りも感じられます。山で目一杯空気を吸い込んだ時に鼻の奥をくすぐるあの香りとでも言いましょうか。

10分〜20分ほど経過し肌に香りが馴染む工程で、ひんやりした冷たい香りは薄まっていき、代わりにサラサラしたパウダリーな香りが現れます。オーキッドやリリーも含まれており、花の香りもかすかに感じとられるのもこの段階ですね。

ラストはウッディな香りです。まさに森の中にいるような、樹木を思い出させるアンバーグリスやトンカビーンが、優しく森全体を包んでいます。ひんやりした感覚はなく、風がなくなった分暖かみすら感じます。

香りの変化から情景が鮮明に浮かぶため、自分もまさにスイスの山脈にいるかのような感覚に陥ります。香りの旅とでも言いましょうか。香水の素晴らしい側面ですね。嗅覚という最も動物的な感覚器官から得られる情報は、鮮明に脳内でイメージを呼び起こしてくれます。

ぜひあなたも、香りの旅を楽しんでみてください。

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300種以上試した香水好きの記録
300種以上の香水を嗅いできた筆者が、作品の素晴らしさが少しでも伝わるように丁寧レビューをしています。香水図鑑を作るのが目標です。 香水が好きな方もそうでない方も、立ち寄ってみてください。
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