PENHALIGON'S

PENHALIGON’S / THE BEWITCHING YASMINE | うっとりさせるヤスミン

kamogika

紹介

ソフトで物静かな外見とは裏腹に、野心的な女性。彼女は兄と共にロンドンを訪問し、上流階級の男性との結婚を画策しています。

https://www.penhaligons.com/uk/enより引用

構成

トップ|カルダモン、コーヒー

ミドル|ジャスミンサンバック、モミ

ラスト|インセンス、バニラ、ウード

調香師

マリー・サラマーニュ

イメージ

色気溢れる女性がコーヒーを片手に

価格

75ml / 38,940円

(現在日本では販売終了されています)

ひとこと

引き続き英国の老舗ブランドであるペンハリガンより、大人なジャスミンの香りです。ジャスミンは夜の王様と呼ばれるほど魅惑的な香りですが、それにコーヒーやスパイスであるカルダモンを加えているのが本作の特徴と言えるでしょう。

トップから、まさにうっとりするようなスパイシーなコーヒーの香りがジャスミンと共に舞います。強くコーヒーと感じるというよりは、コーヒーの香調が見え隠れするといった印象ですが、ジャスミンをバックにした少しミルキーなコーヒーにスパイスが含まれた、ホッとすると同時に惹きつけられる魅力的な香りです。この、甘いだけじゃない女性の香りがとても好きです。

少しすると心躍るようなコーヒーは抜け、スパイシーな香調とバニラの印象が強まります。わずかにコーヒーやスパイスは感じられますが、ラストノートへと時間が経つにつれ良い意味で甘ったるいバニラに包まれますね。

コーヒーもジャスミンもカルダモンも、全て脱ぎ捨てた果てにあるバニラの甘さとウードの優しさ。計算された女性の強かな美しさは、隣の男性を確実に魅了することでしょう。体温の高い女性だとなおバニラの甘さが際立つのではないでしょうか。

とにかく魅惑的で官能的な作品です。うっっとりとさせてもよし、させられてもよし。大切な人との濃厚なひとときにぜひ。

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香log
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300種以上試した香水好きの記録
300種以上の香水を嗅いできた筆者が、作品の素晴らしさが少しでも伝わるように丁寧レビューをしています。香水図鑑を作るのが目標です。 香水が好きな方もそうでない方も、立ち寄ってみてください。
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