PENHALIGON’S / THE COVETED DUCHESS ROSE | 誰からも愛されるローズ公爵夫人
紹介
楽園へと導く喜びのフレグランス
「誰からも愛されるローズ公爵夫人」 ‐ 初々しいバラのつぼみを思わせるローズ公爵夫人。彼女をイメージしたフレグランスは、降り始めた雨のようにピュアで、冷たいロゼワインのようにすっきりとした、爽やかなバラの香り。しかし、この香りは無垢な美しさを示すだけではありません。
ふいに現れるウッドノートによって解かれる彼女の違う一面。官能的な想像をかきたてるその繊細な香りは、さらに私たちを魅了し、彼女が密かに夢見る楽園へと誘い出します。
https://latelierdesparfums.jp/products/ptr-duchess-rose-edp-sprayより引用
構成
マンダリン
ローズ
ムスキーウッド
調香師
クリストフ・レイノー
イメージ
みずみずしいフレッシュローズ
価格
75ml / 38,940円
https://latelierdesparfums.jp/products/ptr-duchess-rose-edp-spray
ひとこと
英国を代表する香水ブランド、ペンハリガン。その歴史と格式高い作品は世界中で愛され、「英国王室御用達」の称号を持つほど。そんなペンハリガンが2016年に始めたコレクションである「ポートレートコレクション」の中から、まずはこの作品です。
トップは思わず笑みが溢れてしまうような水も滴るフレッシュローズの香りが弾けます。ローズといえば大人っぽく艶やかな印象がありますが、この作品は見事なまでにフレッシュ。爽やかでしつこくないピュアローズが、可愛らしさと美しさを両立する女性を見事に表現しています。花の香りの女王と評されるローズですが、ここまでシンプルにローズの美しさを突き詰めているのは、さすがペンハリガンと言えますね。
ただ、ずっと可愛く甘いだけではないのがこの作品のまた惹きつけられるところ。節々にウッディやスパイスの香りが見え隠れするのです。ノートに明記されているのはムスクだけですが、もっとウッディ&スパイシーの要素も含まれているように感じます。時間が経つにつれて、みずみずしいフレッシュローズの中にもひっそりと影が見え隠れするようです。美しい女性の持つ美しい二面性。その影にまた引き込まれるのは、人間の性ですね。
ここまで美しく香るローズは、やはりどちらかというと女性用でしょうか。こんな香りのする男性がいたら、それはそれで目と鼻を奪われるでしょうが。どちらにせよ、魅力的な香りであることは間違いありません。