Etat Libre d'Orange

Etat Libre d’Orange / リマーカブル ピープル|非凡な人々

kamogika

紹介

探検家、科学者、アーティスト、作曲家・・・英雄とは、規則を破り、妥協を許さぬ人々。無名で終わる彼らこそ、オレンジ自由国の誇り高き国民だ。我々は彼らに敬意を表し、極上の香水を贈呈する。

https://noseshop.jp/collections/etat-libre-dorange/products/131485680より引用

構成

トップ|グレープフルーツ、シャンパンアコード、カルダモン
ボディ|ジャスミン、カレーネオジャングルエッセンス、ブラックペッパー
ベース|ラブダナム、サンダルウッド、ロレノックス

調香師

セシル・マットン

イメージ

弾ける果実とシャンパンの調和

価格

100ml / 22,000円

50ml / 15,400円

30ml / 9,900円

7.5ml / 4,290円

https://noseshop.jp/collections/etat-libre-dorange/products/131485680?variant=40084777828540

ひとこと

日本のニッチ香水市場でかなり人気の高いエタリーブルドオランジェ。その中でも特にこのリマーカブルピープルは好まれているようです。男女問わず使いやすく、爽やかで季節も選ばないため、湿気の多い日本では特に人気なのでしょうか。

トップはまさにシャンパンとグレープフルーツが果汁を迸らせながら弾けます。この双方がいい意味で主張し合っている香りが私はとても好みです。さっぱりしたシトラスとほろ酔い気分にさせるシャンパンが自由に表情を変化させて、その奔放さに思わずワクッとする香りたちが数分間続きます。

ただ、私の鼻にはシャンパンノートは数分で姿を眩まします。続くのは甘いシロップに浸かった柑橘とでも言いましょうか。適度に鼻腔を刺激するなめらかな甘さがここから先は続きます。少し変化に乏しいと感じる方もおられるかもしれません。非凡な人も私たちの延長線上にいる、そう語りかけているのでしょうか。私はこの甘さはそれはそれで居心地が良くて好きですが。

ただ構成香料にもあるようにブラックペッパーやカルダモンがほんの少しスパイスの役割をしていて、香り全体を派手すぎず引き立てる役割をになっていますね。

冒頭でも述べましたが、非常に使いやすい一本です。名前から想像されるほど特異な香りではありませんが、ただのシトラス系香水ではないことは保証します。ムエットで試すより肌で試した方が美しくシャンパンもグレープフルーツも主張し合ってくれます。ぜひお試しあれ。

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300種以上試した香水好きの記録
300種以上の香水を嗅いできた筆者が、作品の素晴らしさが少しでも伝わるように丁寧レビューをしています。香水図鑑を作るのが目標です。 香水が好きな方もそうでない方も、立ち寄ってみてください。
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