The House of Oud / キープグレーズド|抗えぬ誘惑
kamogika
香log
現在が未来に突き進むその時の香り。それは時空をつなぐ橋。無意識がとらえられないその先の瞬間を、クリエイティビティで心を覚醒し、歓喜と自由で弾けるような色で物語を魅せる。
https://noseshop.jp/collections/the-house-of-oud/products/134024812より引用
トップ|レモン、グレープフルーツ、赤いフルーツ
ボディ|ジンジャー、ピンクペッパー
ベース|ムスク、ヒノキ、アンバー
マウリツィオ・チェリッツァ
淡い黄色から柔らかい黄緑色
75ml / 38,500円
7ml / 9,900円
未来。過去に続いて、時の流れをどのように香りに落とし込むのか全くイメージがつきませんでした。
トップは果実のような爽やかシトラスから始まります。ただ、わかりやすく爽やかなだけでなく、ベースに潜むムスクやアンバーが織りなす奥深さも備えています。たださっぱりしただけではない、と言う印象ですね。
数十分経って爽やかさが抜けると、一気に暖かい香りになります。ジンジャーとペッパーをベースに、私の鼻には少し甘いシャンパンのような香りにも感じて取れました。
ラストはお得意のウード。アンバーやムスクが織りなす、動物的な柔らかい印象が残ります。まるで暖かい人間に包まれているよう。その暖かさが、どんな未来でも自由に行動できるという安心感を生んでいる、そう表現されているのでしょうか。
時間の経過とともに、爽やかさから暖かさへと。表現したいイメージはジャストビフォーと似ていますが、中身は異なります。過去と未来、どのように表現されているのか、ぜひあなたの鼻でも嗅いでみてください。きっと香りの世界の虜になるでしょう。